元学校教諭の起業

元学校教諭が興した起業の話をしたいと思う。
名前は鈴木将司氏、全日本SEO協会の会長を務め、自らもSEOセミナー会社を運営し、自身で講師を務める。
知る人ぞ知るSEOのスペシャリストだ。
顔も広く、GoogleやYahoo本社なども訪れ、アルゴリズムの核心に迫る質問を、ズバズバとする強者だ。
流石に元教諭とだけあって、講義は一級品だ。
昔取った杵柄(キネヅカ)といったところだろうか。
鈴木氏がSEOセミナーを開設した当初、まだ日本にはそのような商売をする者がいなかった。
検索エンジンが検索結果を表示する順位付けは、アルゴリズムという複雑な要素で決められる。
このアルゴリズムは定期的に改善、修正がなされ、常にアップグレードしていくやっかいなものだ。
SEOセミナーを立ち上げる以上、「わからない」は済まされない。
常にアルゴリズムの仕組みを分析し、アップグレードされた場合の変更点、どのようなサイトが順位を落とし、どのようなサイトが順位を上げたのか、などを把握している必要が求められる。
また、SEO対策についてお金を取って商売している以上、自らのWebサイトも1位でなければならない。
開業当時はライバルも少なく、その点は以外とアッサリクリアしたと思われるが、現在では競合他社が凌ぎを削る、難易度の高いキーワードとなっている。
それも相手はSEOでメシを食っている者達ばかりだ。
「追われる者」のプレッシャーは、相当なものだろうと推察される。
しかも、相手にしなければいけないのは同業ライバルだけではない。
Googleが発動するペナルティの恐怖とも戦わなければならないのだ。
ペナルティは被リンクが増えれば増えるほど、発動リスクが高まる。
かといって、少ない被リンクで上位をキープできるような、あまいキーワードではない。
正に前門の虎、後門の狼といったところだろう。
そんな過酷な商売を、鈴木氏は学校の先生という立場を捨ててまで遂行した。
その決断力と行動力、将来を見据える千里眼が、現在の鈴木氏を支えている。
現在、鈴木氏が講演するセミナーは、東京国際フォーラムの会場を満席にするほどの盛況ぶりで、1回の講義が8,000円、これを1日3回こなしており、会場はおよそ200~300人の受講者で溢れんばかりだ。
流石に毎日講義をしているわけではないが、1日の講義で得る報酬は凄まじい。ぜひ計算してみてもらいたい。
 
受講生は一流企業から派遣されたSEO担当部門の者達や、個人のアフリエイターまで様々である。
中にはSEOセミナーを主催する同業者、実際にSEOサービスを提供するSEO業者までもが受講している。「偵察」の意味もあるかもしれないが、鈴木氏のカリスマがこのような状況を作り出しているのだろう。
 
最後に一言、当サイトの筆者は、鈴木氏とは何ら関係がない事を強く申し添えておく。
あまりにもベタ褒めしすぎた感があるので、念のため。
 
写真は鈴木将司氏 
鈴木将司氏

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