金の力でトラブル解決

どんな商売だろうと、お客からのクレームやトラブルはついて回るものだろう。
モンスターペアレントに睨まれれば、通常業務に大きく影響を及ぼす事だってある。
一昔前の東芝クレーマー事件を覚えているだろうか?
時は1999年、同事件の主人公A氏は、東芝のビデオテープレコーダーを購入したが、テープを再生するとノイズが入るという事で、東芝にクレームをつけた。
※東芝クレーマー事件の詳細は、wikipediaを参照。
道中、東芝の担当者に不適切な対応、発言があった事は事実だが、A氏は最終的に数十万円とも数百万円とも言われる和解金を受け取ったとされている。
また、A氏は2009年、福岡市内の病院に対し、自分の母親への治療に不満を持ち、クレームをつけているが聞き入れてもらえず、医師のパソコンを盗んだ。
さらに取引先のデジタルカメラも盗んだ事が発覚し、その後起訴されている。
結局最後は金で解決しているのである。
民事裁判や裁判外紛争解決などで、判決にしろ、和解にしろ、結局最後は金だ。
薬害訴訟など、本来は健康そのものを返してもらいたいところだが、それは不可能なので金で解決することになる。
もし、金がなければ、紛争は永遠に終わらないだろう。
相手がクレーマーであれば、電話がくる度に憂鬱になる。
うつ病患者には、企業のお客様相談センターや消費者相談窓口、学校の教員など、日ごろからクレームの対応に多く接する職員や社員に多いという。
何でも金で解決するのはどうかと思うが、問題解決の最終兵器は、やはり金しかないのだろうか。

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